白とグリーンを基調にしたシンプルインテリア
投稿日:(金)
目次
白を基調として緑をアクセントに
新築、戸建て住宅のコーディネートのご依頼がやってまいりました。
ご要望は「白い家具やモノトーンを中心に、緑色をアクセントにしてほしい」とのこと。緑、と一口にいっても様々な緑があります。
どんなお部屋にしましょうか。
まずはリビングルームです。
リビングはどうしても雑多なものが増えがちですよね。それらを全て収納し、軽い食事やパソコン作業が出来るような造作収納をご提案させていただきました。
部分的にオープン棚になっていて、ディスプレイを楽しむこともできます。背面の板は優しい緑色をアクセントに。 大きな家具を作る場合はやはり「白」が一番圧迫感が少なくて部屋を広く保ってくれます。スツールも緑色で統一。
その他、リビング用品は白で統一しました。
さりげなく壁紙で緑を取り入れる
リビングの隣に続く空間は、「応接間」として利用される部屋。
壁の一面にはアクセントクロスをご提案しています。 壁紙は一面だけ変化をつけたり、片面ずつ色を少し変えたりするとユニークです!
こんなインテリア例もあります。この時はブルーの壁紙でした。
さて、今回はグリーンの幾何学模様が独特の壁紙。
特徴的な柄もグリーンだと重くならず、家具の重厚な黒さを爽やかかつ上品に包んでくれます。お手持ちの額縁やレザーのソファ、大きなマッサージチェアも「応接間」らしく部屋にしっくり馴染みます。
クッションは控えめな緑と、茶色で統一。ナチュラルな中にもひねりがある雰囲気になりました。
さて、照明です。 なんども言いますが、インテリアで照明は大切なこだわりポイント。大きく差がつくポイントです。
インパクトのある大きめの照明で、部屋に動きが出ました。
「エアコン」との攻防戦!窓周りを飾る
さて、窓回りです。ここはいつも「エアコン」屋さんと攻防戦が繰り広げられます(笑)
これは毎度のことですけれど、先にエアコンをつけておいてもらったほうがやりやすいかもしれません。こちらでうまいこと処理しますから、っていうほうがうまくおさまることが多いように思います。
カーテンそのものはアイボリーのすごくシンプルなファブリックですが、頭の部分に柄の生地で作った上飾り(バランス)をつけてみました。だいぶお部屋を引き締まり、全体の印象もグレードアップしてみえます。
ラインの縁取りとクラシカルな形が上品ですね。
プライベード空間もリノベーション
さて、寝室や書斎等プライベートな空間にまいりましょう。
こちらはご夫婦の寝室です。
相性のよい、やわらかいピンク色とグレーを採用し、花柄を取り入れて優しい雰囲気にいたしました。カーテンとシェードは川島織物セルコンの生地。
このグレー具合が本当にちょうどよくて、生地感も良いのです。決して安くはありませんが、おすすめです。
つづいて書斎です。
ナニックの木製ブラインドでハードでダンディーなイメージに。漆喰壁の質感とあいまって、とても重厚で隠れ家のようないい雰囲気となりました。
いかがでしたか?
一件まるまるのコーディネート、いかがでしたでしょうか。今回のようにテーマカラーが「モノクロ」「緑」と決まっていると、家具も決めていきやすいですね。
大掛かりなリノベーションをしようとおもったら、まずはテーマカラーを決めていきましょう。
interior DATA
インテリアコーディネート/interiorworks jay blue
新築戸建住宅
●ダイニングテーブル/アビタスタイル
●ダイニングチェア/アビタスタイル
●センターテーブル/アビタスタイル
●スタンド照明/ルイスポールセン
●スタンド照明/ボーコンセプト
●特注造作リビング収納/jay blueオリジナル(製作:トゥクリエイト)
●特注造作玄関収納/jay blueオリジナル(製作:トゥクリエイト)
●窓回り>カーテン&シェード/サンゲツ・川島織物セルコン・ナニック・タチカワブラインド(製作・アド装飾)
●窓回り>調光ロールスクリーン/FUGA(製作・CB SOWM)
●その他/お客様のお手持ち
●アクセントに貼った輸入壁紙/マナトレーディング
●インテリア小物/ワールドガーデン小岩・オザキフラワーパーク・ZARA HOME青山店
●インテリアセッティング作業協力:東京ショップレイアウト
インテリアコーディネーター三宅利佳初のインテリア本、「REAL-LIFE RENOVATION インテリアコーディネーターとつくる世界にひとつの“リア住"空間」を出版しました!