青を効かせた爽やかなインテリアコーディネート例
投稿日:(金)
目次
まるでギリシャのようなリビングコーディネート
真っ白な壁に、スパイシーに効かせたブルー。 まるでギリシャのサントリーニ島のような爽やかなコーディネートを実践してみました。
床材を変えれば、部屋の雰囲気は一新します。 それでは、リノベーション実例を解説していきます。
もともとは、板貼りの壁にブラウンのフローリング床リビングダイニング。どちらかといえばカントリー調のリビングをどう変えていきましょう。
奥さまは「真っ白い空間」をご要望、ご主人様は「板壁は残したい」とご要望。ほどよくご夫婦の意見を取り入れながらのプランニングとなりました。
まずは、多くの面積を占める「床」を白くします。空間がすっかり明るくなりましたね。光が反射し、家具も生き生きとして見えます。
大理石のようにみえるこの床は、実は木質シート系のフローリングで、panasonicのものです。壁は塗り壁調のビニールクロスを選定しましたが、ご主人のご要望通り正面は板壁を残しました。
白い空間のなかで重厚なアクセントになり、リノベーションをしていない部分や既存の家具との「つながり」を持たせることが出来ました。もともとあったものを上手く取り入れてリノベーションすることで、新しい家具が浮かずに調和します。
細部にこだわろう!ファブリック類をブルーで統一
続いて、ファブリック類です。
REYNALDO社(オランダ)の生地を取り寄せておつくりした窓回りのカーテンとシェード。ホワイトとブルーの2色を使った、デザインカーテンです。たるみがないようにスッキリとさせることで、部屋全体がスタイリッシュに見えます。
同じ生地で一番大きな窓のカーテンも。繊細によったギャザーが美しいですね。カーテンはリビングでこだわってほしい場所の1つです。
猫ちゃんも机の上で綺麗なブルーを見つめています。
インテリア小物は厳選してシンプルに
インテリア小物を配置する作業はとても楽しく、ともすれば置いてしまいがちになりますが、出来るだけ厳選してシンプルに配置した方が見た目が綺麗です。
素敵な空間にピリッと刺激を与えられるように、印象的なデザインの照明やモビールをぶら下げて、コーディネートのポイントにしています。
特に照明はインテリアでお金をかけるべきポイントの1つ。毎日つけたり消したりする時にうっとり出来るような、こだわりの照明を選びましょう。
丸い形が特徴的なブルーのソファーには、ジオメトリック(幾何学的)な柄のクッション。ちゃんとトレンドもとらえていらっしゃいます♪
こんなところにさりげなく、手しごとのぬくもりも。
2017年のインテリアの流行である「クラフトマンシップ」です。
大学生の部屋はさっぱりと今風に
さて、続いて2階に参りましょう。 大学生のお兄ちゃんのお部屋です。
壁紙は石柄フェイクの壁紙へ張り替え。更に、フローリングの色よりも明るめのナチュラルブラウンの家具や棚を揃えます。カジュアルで気取らず、さっぱりとかっこいいお部屋になりました。
ベッドサイドのスタンド照明は、寝室コーディネートの際のマストアイテムですね。
そして大切な「収納」については、壁にシンプルなフックをいくつか引っかけるだけでOK。
どうってことのない普通のものですが、こういうちょっとしたものがあるのと無いのとでは部屋の使い勝手に雲泥の差がつきます。 ちょっとカバンをひっかける、ちょっと上着をひっかける。この「ちょっと」の置き場所があるだけで、部屋はいつもそれとなく片付きます。
窓はカーテンを取り外し、すっきりアルミ製のブラインド。木目柄のブラインド柄が、ナチュラルなお部屋の雰囲気にぴったりです。
完成!POPモダンスタイル
流行を取り入れたスタイル、いかがでしたか? こだわるところにこだわるスタイル、是非ご自身のお部屋にも取り入れてみてくださいね。
interior DATA
インテリアコーディネート/interiorworks jay blue
リノベーション施工/K様ご親戚業者さまにて
●リビングのソファ/リーンロゼ
●リビングのテレビボード/リーンロゼ
●リビングのダイニングセット/お客様お手持ち
●リビングのスタンド証明/ヤマギワ
●個室デスク/IDEE
●個室椅子/IDEE
●個室ベッドサイドのスツール/クラッシュゲート
●個室スタンド照明/IDEE
●ブラインド&カーテン/REYNALDO(テシード扱い)・サンゲツ・タチカワブラインド(縫製加工:アド装飾)
●インテリア小物/IDEEその他
インテリアコーディネーター三宅利佳初のインテリア本、「REAL-LIFE RENOVATION インテリアコーディネーターとつくる世界にひとつの“リア住"空間」を出版しました!
Back number