つまようじでアートを描く。無数の点が生み出す魅力と、その点に込められた想いとは?【つまようじペインター・momomi satoインタビュー】
投稿日:(金)
目次
2023.3.13.UPDATE
突然ですが、みなさんは「つまようじ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
たこ焼きを食べる時、スーパーの試食コーナー、食後のお手入れ。
主に食事から連想する方が多いと思います。まれにドカベンの岩鬼を連想する方もいるかもしれませんが、あれは葉っぱです。忘れてください。
さて、今回インタビューするアーティストさんは、その“つまようじ”を使って絵を描くそうです。
今回は、渋谷に自宅兼アトリエを構える「つまようじペインター」のmomomi satoさんにインタビューしてきました。
こんにちは、わざわざお越しいただきありがとうございます!
さすが渋谷、オシャレな部屋ですね~。つまようじのことも聞きたいのですが、まずはアーティストになられた経緯からお願いします。
はい。昔から、それこそ記憶もないこどもの頃から絵を描くのが好きでした。私は覚えてないのですが、和食屋さんの掛け軸に落書きして怒られたりもしたそうです。
なかなかやんちゃなエピソードをお持ちで。
体も弱くて運動もできなかったし、絵を描くことでしか喜んでもらえなかったんです。なので、それを続けていたら美大に進んでいました。ちょうど就職氷河期でまともに就職できなかったので、卒業後はファストファッションのブランドでアルバイトをしながら作品をつくっていました。
アパレルの店員さんだったんですね。
はい、ですが途中で社員になってからは作品づくりの時間がなくなってきたので、今度はコレクションに出るようなハイブランドのお店に転職しました。そっちでは残業もなかったので、作品づくりの時間もしっかり取ることができました。
その時はどんな作品を?
スマホケースです。どうせなら使ってもらえる物の方が良いなと思って、最初は友達に無料で配っていたんですよ。そうしたら「これ売れるよ」って話になってきたので、本当は駄目だったけどアパレルの販売員やりながらそれを売ったりして。
たしかにこれは売れる。
その頃から、次第に意識が変わってきました。服を売るときにデザイナーの考えをお客さんに説明するじゃないですか。この服のテーマはこうです、とか。そうしているうちに、「自分の作品を自分の言葉で説明したい」と思うようになってきたんです。
なるほど。
形式的に言えばこれがアーティストになったきっかけです。「アーティストになろう!」と一念発起したわけではないので、気付いたらなっていた感じですね。
気付いたらなっていた、良いですね。
そもそも何故つまようじを?
これって“美大あるある”だと思うんですけど、入学するまでは「私が一番絵がうまい!」と思っていたんですよ。
よく聞きます。
でも、全国から猛者が集まってくるじゃないですか。もう筆の使い方からして、「意味分かんないタッチだなおまえすげぇな」みたいなヤツがいっぱい居たんですよ。
意味分かんないタッチ。笑
そんなヤツらと同じ土俵では戦えない。これは道具から変える必要があるなと思ったんです。
それで、筆に変わる新たな道具を考えてる時に、電車の中で「アボリジニアート」というものを見たんですよ。オーストラリアの先住民の絵で、茶色やオレンジがすごくプリミティブというか。「アボリジニアートめっちゃかわいいやん」ってなったんです。
なるほど。
「そうか、ドット良いなぁ」ってビビッときました。買い物も即決のタイプなので、いろんな道具で試して「違う」「これも違う」「あ、これだ!これこれ!」みたいな。つまようじが一番私の好きな感じのドットでした。
いいっすね。でも、つまようじに決めちゃってから後悔しませんでしたか?これ大変なやつにしちゃったなぁ!みたいな。
それは全く。つまようじに決めてから今まで後悔したことは一度もないです。
全て点で描かれている。ちょっとした狂気。
最初はスマホケースでも時間がかかっていたのですが、今では一日もかからずできちゃうんですよ。「もう終わっちゃった、つまんない」とか「もっと何週間も何ヶ月もかけて描きたいのに!」ってなるので、最近はスマホケースよりも絵を描くことが増えてきました。
いやぁ、なんだろう。言葉をかなり選ぶと…
大丈夫ですよ。外国の方にも「おまえはクレイジーか?」ってたまに言われるんで。笑
そうなりますよね。
でも、本当は面倒くさがり屋なんです。だから、どこに何色を塗るかを決めてから計画的にやるのが好きな性格なんです。日常でも、朝一番でその日のToDoリストをつくってからこなしていくのが好きだし。
すごくキッチリしてらっしゃる。
だから合っているんだと思います、こういうやり方が。筆だと永遠にできるじゃないですか。一瞬の筆のうねりとか。そういうのダメなんです、計画されてないと。笑
工場勤務とかどうですか?ライン作業とか向いてますよ。
あっはっは!いや、でもリアルに向いてると思います。永遠にできると思う。
僕、前に工場でそういう仕事してたからわかるんですけど、たぶん向いてますよ。
与えられた業務の中で最善のクオリティを目指す自信があります。
誰よりも早くパート内の班長になれそうな器だけど、絶対に才能の無駄遣いなのでやめときましょう。
つまようじで描く時のこだわりってありますか?
初期の作品は、点のサイズとか間隔をあまり考えずに「埋まればいいや」と思って描いてました。だけど大きい絵を描くようになってから、点の軌道を意識するようになりました。
軌道?
はい、なんとなく見えてきません?
たしかに、鼻や目のまわりに軌道が見える…気がします。
ですよね。その軌道が気持ちのいい流れになるように、点のサイズから濃淡まで細かいところにも気をつけながら描くようになりました。
なるほど。佐藤さんは他の作品でもけっこう動物を描かれていますよね?
アニマルシリーズですね。今は展示会に出してるので現物はないのですが…
それです!いろんな動物がいてかわいいなと思ってました。
ありがとうございます。あの人達は私の分身なんですよ。
分身?えっと…スピリチュアルな話ですか?
そういうのじゃないです(笑)。なんか私、子供の頃から疎外感とか劣等感があって。そんな自分が嫌で、派手なファッションで自分を隠す部分があるんです。でも渋谷に住み始めてから、ここにはそんな人達がたくさんいるなって気付いたんです。
なるほど。
あの人達は、各々の寂しさなり不安なり弱さを抱えているんだろうけど、そんな部分を一切見せずにお洒落して歩いてる。なんだかそれがカッコいいなと思って。そんなことを考えていたら、カラフルな動物たちの絵が自然と思い浮かんできたんです。
弱い部分を隠して着飾っている自分を表現した、という感じでしょうか。
うーん、着飾っているというか…なんて言うんですかね。うまく言えない。うまく言えないから絵にしたんですけどね。
例えばライオンのポルボラは、体は大きいけど気が小さく心細い人。オランウータンのミラモンテスは、弱さを全然見せないようにしてるけど、その代わり知識をたくさん身につけて周りに頼られたいタイプです。
名前もユニークで面白いですね。
こういう話をしていると、「私にも似た部分があるから、その隙間を埋めるためにこの子を部屋に飾りたい」と言ってくださる方もけっこういて。すごく嬉しいです。
以前はアパレルショップで働きながらという感じでしたが、現在は絵を描くお仕事一本でやられているんですか?
アーティストのお仕事以外に、先生のお仕事が3つあります。
先生?
はい。専門学校でデザインを教えるお仕事と、障害者施設で絵を教えるお仕事と。あと最近は、「Artbar」というお酒を飲みながら楽しく絵を描きましょうっていうお店でも講師のお仕事をしています。
随分と洒落たお店ですが客層はどんな感じですか?
外国人が多いですね。さすがにつまようじはハードルが高いので、お箸を使ったりしながらドット絵を教えています。これは穴の空いたステンシルシートを使って描いた富士山です。
好きですからねーマウントフジ。
先生のお仕事をしていると、自分の作品にも活かされるんです。教えるためには自分の中で一度整理する必要があるから、人に教えることで自分の中でより深まるというか。 そういう相乗効果があるので、先生のお仕事があって今の自分がある感じですね。
つまようじで絵を描く人ってかなり珍しいと思いますが、世界的にもいるんですか?
どうなんですかね。私はInstagramに「#つまようじペイント」で200枚くらい投稿してますが、最近は「つまようじで絵を描き始めました~」って人もたまに見かけますよ。
私が先だぞ、みたいなのは?
そこはないです。私の専売特許だと言うつもりは全然ないので、流行ればいいなと思ってます。ちょっとこれ見てもらって良いですか?
かわいくないですか?
かわいい、そしてちょっとおいしそう。再利用するために残してるとか?
いや、全く使わないんですけど、カラフルでかわいいから残してます(笑)。これで二束目かな。いつか大きい場所で展示が開けるときに、今まで使ったつまようじとして並べたいなとは思っています。
良いですね。それでは最後に、今後の展望をお願いします。
うーん、今後の展望…
あまり煮え切らない感じですね。
なんか私、あんまり目標とか考えてないんですよね。
というと?
考えてないというか、目の前のことに全力を注ぐことしか考えられなくて。ダメなんですよ、目標を決めちゃうと。その道しか見えなくなっちゃうタイプなので。脇道にはチャンスがたくさん転がってるかもしれないのに、その全てを無駄にしてしまう。それってもったいなくないですか?
たしかに。
なので、あえて目標は考えないようにしています。今やるべきことに集中してこれからも描いていきたいと思います。
目の前のことに全力を注ぎながらも、柔軟に生きていくということですね。今後も応援していますので、引き続きよろしくお願いします。本日はありがとうございました!
たこ焼きを食べる時、スーパーの試食コーナー、食後のお手入れ。
主に食事から連想する方が多いと思います。まれにドカベンの岩鬼を連想する方もいるかもしれませんが、あれは葉っぱです。忘れてください。
さて、今回インタビューするアーティストさんは、その“つまようじ”を使って絵を描くそうです。
今回は、渋谷に自宅兼アトリエを構える「つまようじペインター」のmomomi satoさんにインタビューしてきました。
人のではなく、自分のものを
こんにちは~。こんにちは、わざわざお越しいただきありがとうございます!
さすが渋谷、オシャレな部屋ですね~。つまようじのことも聞きたいのですが、まずはアーティストになられた経緯からお願いします。
はい。昔から、それこそ記憶もないこどもの頃から絵を描くのが好きでした。私は覚えてないのですが、和食屋さんの掛け軸に落書きして怒られたりもしたそうです。
なかなかやんちゃなエピソードをお持ちで。
体も弱くて運動もできなかったし、絵を描くことでしか喜んでもらえなかったんです。なので、それを続けていたら美大に進んでいました。ちょうど就職氷河期でまともに就職できなかったので、卒業後はファストファッションのブランドでアルバイトをしながら作品をつくっていました。
アパレルの店員さんだったんですね。
はい、ですが途中で社員になってからは作品づくりの時間がなくなってきたので、今度はコレクションに出るようなハイブランドのお店に転職しました。そっちでは残業もなかったので、作品づくりの時間もしっかり取ることができました。
その時はどんな作品を?
スマホケースです。どうせなら使ってもらえる物の方が良いなと思って、最初は友達に無料で配っていたんですよ。そうしたら「これ売れるよ」って話になってきたので、本当は駄目だったけどアパレルの販売員やりながらそれを売ったりして。
たしかにこれは売れる。
その頃から、次第に意識が変わってきました。服を売るときにデザイナーの考えをお客さんに説明するじゃないですか。この服のテーマはこうです、とか。そうしているうちに、「自分の作品を自分の言葉で説明したい」と思うようになってきたんです。
なるほど。
形式的に言えばこれがアーティストになったきっかけです。「アーティストになろう!」と一念発起したわけではないので、気付いたらなっていた感じですね。
気付いたらなっていた、良いですね。
つまようじアートのきっかけは“アボリジニアート”
そもそも何故つまようじを?
これって“美大あるある”だと思うんですけど、入学するまでは「私が一番絵がうまい!」と思っていたんですよ。
よく聞きます。
でも、全国から猛者が集まってくるじゃないですか。もう筆の使い方からして、「意味分かんないタッチだなおまえすげぇな」みたいなヤツがいっぱい居たんですよ。
意味分かんないタッチ。笑
そんなヤツらと同じ土俵では戦えない。これは道具から変える必要があるなと思ったんです。
それで、筆に変わる新たな道具を考えてる時に、電車の中で「アボリジニアート」というものを見たんですよ。オーストラリアの先住民の絵で、茶色やオレンジがすごくプリミティブというか。「アボリジニアートめっちゃかわいいやん」ってなったんです。
なるほど。
「そうか、ドット良いなぁ」ってビビッときました。買い物も即決のタイプなので、いろんな道具で試して「違う」「これも違う」「あ、これだ!これこれ!」みたいな。つまようじが一番私の好きな感じのドットでした。
いいっすね。でも、つまようじに決めちゃってから後悔しませんでしたか?これ大変なやつにしちゃったなぁ!みたいな。
それは全く。つまようじに決めてから今まで後悔したことは一度もないです。
全て点で描かれている。ちょっとした狂気。
最初はスマホケースでも時間がかかっていたのですが、今では一日もかからずできちゃうんですよ。「もう終わっちゃった、つまんない」とか「もっと何週間も何ヶ月もかけて描きたいのに!」ってなるので、最近はスマホケースよりも絵を描くことが増えてきました。
いやぁ、なんだろう。言葉をかなり選ぶと…
大丈夫ですよ。外国の方にも「おまえはクレイジーか?」ってたまに言われるんで。笑
そうなりますよね。
でも、本当は面倒くさがり屋なんです。だから、どこに何色を塗るかを決めてから計画的にやるのが好きな性格なんです。日常でも、朝一番でその日のToDoリストをつくってからこなしていくのが好きだし。
すごくキッチリしてらっしゃる。
だから合っているんだと思います、こういうやり方が。筆だと永遠にできるじゃないですか。一瞬の筆のうねりとか。そういうのダメなんです、計画されてないと。笑
工場勤務とかどうですか?ライン作業とか向いてますよ。
あっはっは!いや、でもリアルに向いてると思います。永遠にできると思う。
僕、前に工場でそういう仕事してたからわかるんですけど、たぶん向いてますよ。
与えられた業務の中で最善のクオリティを目指す自信があります。
誰よりも早くパート内の班長になれそうな器だけど、絶対に才能の無駄遣いなのでやめときましょう。
点で描く動物たちに込められた想い
つまようじで描く時のこだわりってありますか?
初期の作品は、点のサイズとか間隔をあまり考えずに「埋まればいいや」と思って描いてました。だけど大きい絵を描くようになってから、点の軌道を意識するようになりました。
軌道?
はい、なんとなく見えてきません?
たしかに、鼻や目のまわりに軌道が見える…気がします。
ですよね。その軌道が気持ちのいい流れになるように、点のサイズから濃淡まで細かいところにも気をつけながら描くようになりました。
なるほど。佐藤さんは他の作品でもけっこう動物を描かれていますよね?
アニマルシリーズですね。今は展示会に出してるので現物はないのですが…
それです!いろんな動物がいてかわいいなと思ってました。
ありがとうございます。あの人達は私の分身なんですよ。
分身?えっと…スピリチュアルな話ですか?
そういうのじゃないです(笑)。なんか私、子供の頃から疎外感とか劣等感があって。そんな自分が嫌で、派手なファッションで自分を隠す部分があるんです。でも渋谷に住み始めてから、ここにはそんな人達がたくさんいるなって気付いたんです。
なるほど。
あの人達は、各々の寂しさなり不安なり弱さを抱えているんだろうけど、そんな部分を一切見せずにお洒落して歩いてる。なんだかそれがカッコいいなと思って。そんなことを考えていたら、カラフルな動物たちの絵が自然と思い浮かんできたんです。
弱い部分を隠して着飾っている自分を表現した、という感じでしょうか。
うーん、着飾っているというか…なんて言うんですかね。うまく言えない。うまく言えないから絵にしたんですけどね。
例えばライオンのポルボラは、体は大きいけど気が小さく心細い人。オランウータンのミラモンテスは、弱さを全然見せないようにしてるけど、その代わり知識をたくさん身につけて周りに頼られたいタイプです。
名前もユニークで面白いですね。
こういう話をしていると、「私にも似た部分があるから、その隙間を埋めるためにこの子を部屋に飾りたい」と言ってくださる方もけっこういて。すごく嬉しいです。
教えは人の為ならず
以前はアパレルショップで働きながらという感じでしたが、現在は絵を描くお仕事一本でやられているんですか?
アーティストのお仕事以外に、先生のお仕事が3つあります。
先生?
はい。専門学校でデザインを教えるお仕事と、障害者施設で絵を教えるお仕事と。あと最近は、「Artbar」というお酒を飲みながら楽しく絵を描きましょうっていうお店でも講師のお仕事をしています。
随分と洒落たお店ですが客層はどんな感じですか?
外国人が多いですね。さすがにつまようじはハードルが高いので、お箸を使ったりしながらドット絵を教えています。これは穴の空いたステンシルシートを使って描いた富士山です。
好きですからねーマウントフジ。
先生のお仕事をしていると、自分の作品にも活かされるんです。教えるためには自分の中で一度整理する必要があるから、人に教えることで自分の中でより深まるというか。 そういう相乗効果があるので、先生のお仕事があって今の自分がある感じですね。
道草を楽しめる人生を
つまようじで絵を描く人ってかなり珍しいと思いますが、世界的にもいるんですか?
どうなんですかね。私はInstagramに「#つまようじペイント」で200枚くらい投稿してますが、最近は「つまようじで絵を描き始めました~」って人もたまに見かけますよ。
私が先だぞ、みたいなのは?
そこはないです。私の専売特許だと言うつもりは全然ないので、流行ればいいなと思ってます。ちょっとこれ見てもらって良いですか?
かわいくないですか?
かわいい、そしてちょっとおいしそう。再利用するために残してるとか?
いや、全く使わないんですけど、カラフルでかわいいから残してます(笑)。これで二束目かな。いつか大きい場所で展示が開けるときに、今まで使ったつまようじとして並べたいなとは思っています。
良いですね。それでは最後に、今後の展望をお願いします。
うーん、今後の展望…
あまり煮え切らない感じですね。
なんか私、あんまり目標とか考えてないんですよね。
というと?
考えてないというか、目の前のことに全力を注ぐことしか考えられなくて。ダメなんですよ、目標を決めちゃうと。その道しか見えなくなっちゃうタイプなので。脇道にはチャンスがたくさん転がってるかもしれないのに、その全てを無駄にしてしまう。それってもったいなくないですか?
たしかに。
なので、あえて目標は考えないようにしています。今やるべきことに集中してこれからも描いていきたいと思います。
目の前のことに全力を注ぎながらも、柔軟に生きていくということですね。今後も応援していますので、引き続きよろしくお願いします。本日はありがとうございました!