2022年秋のアートイベント特集。芸術の秋を楽しめる芸術祭3選。

投稿日:(金)

2022年秋のアートイベント特集。芸術の秋を楽しめる芸術祭3選。

目次

2022.9.15.UPDATE

こんにちは!
関西在住アーティストのにしはるです。今年も芸術の秋が到来してきましたね。美術館では様々な展示が開催されていますが、全国各地では芸術祭の形でアートイベントが開催されています。

特に今年は3年に1度開催されるイベントがいくつもあり、開催する側も見る側も忙しい秋になりそうです。

そこで今回は、アート好きが押さえるべき数年に1度の国際的なアートイベントをご紹介します。地方をメインとした芸術祭の紹介になるため、旅行ついでにアートを楽しみたい!という方は必見です。

瀬戸内国際芸術祭

瀬戸内国際芸術祭は3年に1度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催される芸術祭です。草間彌生や内藤礼などの現代アート作品の他に、安藤忠雄の建築など、島の至るところにアートが広がっています。また、島独自の自然と融合した作品たちも見どころの1つです。


引用:瀬戸内国際芸術祭


概要

○会期
春:2022年4月14日(木)~5月18日(水)
夏:2022年8月5日(金)~9月4日(日)
秋:2022年9月29日(木)~11月6日(日)

○開催地
直島、 豊島(てしま)、 女木島(めぎじま)、 男木島(おぎじま)、 小豆島、 大島、 犬島、 高松、 宇野

 ○HP:https://setouchi-artfest.jp/


おすすめスポット
ベネッセミュージアム

12の島と2つの港から成る瀬戸内国際芸術祭ですが、その中でもメインスポットとなる直島と豊島について紹介します。

直島

製錬所のある町として発展した直島。今ではベネッセアートミュージアムを始めとした現代アートの聖地として注目を集めています。

特にオススメのスポットはベネッセアートミュージアムと家プロジェクトです。

ベネッセアートミュージアムは美術館とホテルが一体となった施設で、客室内にも作品が飾られています。自然とアート、建築の融合がコンセプトに作られた施設なので、しっかりと島の自然を感じる旅の拠点として活用できそうです。

同じく直島にある家プロジェクトは、直島特有の古い家屋や寺社などを改修し、空間そのものを作品化したプロジェクトです。現在も島民の生活空間となっている場所に展示されている為、直島ならではの文化とアーティストの表現が交差する空間となっています。現在は千住博、内藤礼、ジェームズ・タレル、宮島達夫などの計7軒が展示されています。

豊島

豊島美術館

自然豊かな豊島。島の南側から見る瀬戸内海の風景や棚田の景観が美しいことでも有名です。そんな豊島にもアートスポットは数多く存在します。その中でも、私のオススメは豊島美術館です。

建築家の西沢立衛とアーティストの内藤礼による環境、アート、建築が融合した美術館。自然の中で生み出される、語らずともエネルギーを感じる内藤礼の作品は必見でしょう。

 

おすすめの回り方

12の島はそれぞれフェーリーで行き来する必要があるため、しっかり楽しみたい方は1泊2日や2泊3日での行程がオススメです。
さらに、交通の便が限られている為、事前に下調べをすると、よりスムーズに回れます。公式サイトにはモデルコースも紹介されているので、それを参考にしても良いでしょう。

色々考えるのは面倒!という方にはオフィシャルガイドツアーがオススメです。ガイド付きで島をスムーズに回れるので、島の魅力をしっかり味わいたい方にはピッタリでしょう。

 

岡山芸術交流

同じく、3年に1度岡山で開催される現代アートの国際美術展である岡山芸術交流。今年はアーティスティックディレクターにリクリット・ティラヴァーニャをむかえ、「僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか」というタイトルで国内外から集結した28組のアーティストの作品が展示されます。

「芸術交流」という名の通り、海外アーティストの作品が多く出展されている点も特徴的です。現代アートの前線を走るアート作品を見たい!という方は要チェックです。




前回の様子 ピエールユイグ


概要

○会期:2022年9月30日(金)- 11月27日(日)[51日間]

○展示会場:10カ所
旧内山下小学校、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、シネマ・クレール丸の内、林原美術館、岡山後楽園、岡山神社、石山公園、岡山城、岡山天満屋

○HP:https://www.okayamaartsummit.jp/2022/

 

おすすめ作家

リクリット・ティラヴァーニャ

公式サイトより

今年のアーティスティックディレクターでもあるリクリット・ティラヴァーニャ。彼はニコラ・ブリオーの「関係性の美学」でも取り上げられた有名なアーティストです。新型コロナウイルスによって一時的に断絶してしまったようにも思える世界で、彼はどのような交流や地域との交差を仕掛けてくるのでしょうか?

地域とアートの関わり合いや、パフォーマンスアートに興味がある方には、きっと面白い発見があるでしょう。

 

おすすめの回り方

会場と会場の距離が近く、まとまった場所にあるため、ほぼ1日で回れます。関東などの遠方の方は瀬戸内国際芸術祭と合わせて見に行くといいでしょう。

 

越後妻有 大地の芸術祭 2022

新潟県十日町市と津南町からなる越後妻有地域を舞台に、自然豊かな里山を生かした現代アート作品を展示しています。総合ディレクターは瀬戸内国際芸術祭を立ち上げた北川フラムが務めているという点からも、自然と融合した芸術祭として期待が高まります。また、里山ならではの棚田の風景も必見です。

にいがた観光ナビ

概要

〇会期:2022年4月29日(金祝)~11月13日(日)
〇会場:新潟県十日町市越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町)
〇HP:https://www.echigo-tsumari.jp/

 

おすすめの作家

にいがた観光ナビ

日本で何度も展覧会が行われているクリスチャン・ボルタンスキーもこの芸術祭に出展しています。森の中に浮かぶ映像がまさに、自然とアートの共生を表現しているようにも感じます。

さらに、WASABIで作品を販売しているテキスタイル/ビジュアルプリントアーティストのArisa Ihashiも今回の芸術祭で作品を展示しています。

大地の芸術祭に参加【テキスタイル/ビジュアルプリントアーティスト Arisa Ihashi】の魅力に迫った。

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おすすめの回り方

エリアごとの距離が遠い為、自由に作品を見たい方は車移動が1番オススメです。電車などでも散策は可能ですが、都会ほど頻繁に電車は来ないので、事前に時刻表を確認するといいでしょう。また、こちらもオフィシャルツアーが企画されている為、運転できないけど効率よく回りたい!という方にはピッタリです。

 

芸術祭でアートな秋を楽しもう

いかがでしたか?

海に囲まれた島の自然を満喫できそうな芸術祭から、海外で活躍するアーティストが集結するイベントまで、それぞれ個性豊かな内容が伝わってきます。

特に、里山の田園風景や島の海の景色などは、自然と触れ合いたい人にはとても良いリフレッシュになるでしょう。秋の行楽シーズンにどこか行きたいな、と感じている方は、旅の目的として、アートを楽しんでみてはいかがでしょうか?



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