初心者向けおしゃれな観葉植物10選。全て1万円以下で育てやすさ抜群!
投稿日:(火)
目次
お部屋の中にあると、ぐっと空間を瑞々しくしてくれる観葉植物。
現在コロナショックの影響でみなさんお家にいる時間が長くなり、ストレスを感じることが多いと思います。植物を買ってみたり、ガーデニングを始めることで癒しを求める方も増えてきたようです。
今だからこそ、ストレス発散・癒し効果のある植物を飾って、お部屋にいたくなるような空間を作ってみてはいかがでしょう?実際、植物から発する気を受けて、気持ちもリラックスできますよ。
でも、はじめて観葉植物を購入する時って、何もかもわからないことだらけですよね。
どこに置こうか迷っているから大きさも決まっていなかったり...
漠然としたお手入れ方法が多すぎて不安だったり...
値段の幅が広すぎて予算の検討もつかなかったり...
そうなんです、植物の世界は生き物の世界。とっても幅が広いのです。
そこで今回は、花や植物を心から愛するフラワーデザイナーの小倉が、丁寧すぎるほど丁寧におすすめの植物についてご説明します!!
最初におさえたい!!植物お手入れ6つの鉄則
鉄則
(1)水やりは夜はNG。日が出ている時間にあげること
(2)受け皿に水はためない
(3)基本、直射日光が当たらない明るい場所に置く
(4)エアコン・暖房器に直接当たる場所はNG
(5)たまに風通しの良い場所に少しでも置いてあげる
(6)虫がついた場合は、外の風通しの良い半日陰に置き、即効性のある殺虫剤スプレー(オルトランなど)を葉にかけます。また粒状の殺虫剤も根元に撒くと、予防効果にもなります。病気・虫がついた植物の近くには、健康な植物は近くに置かないでください。移る場合が高いです。
それではいきましょう!5000円以下で手に入る、テーブルサイズの観葉植物5選のご紹介です!!
5000円以下!テーブルサイズの観葉植物5選
1.ふっくら多肉質感が可愛いペペロミア
常緑性の多年草。小さい葉の種類から、大きな葉の種類、模様も多く種類は100種類に登ります。4~9月頃に花を咲かせる珍しい種類もあります。どれも小柄なフォルムでテーブルの上におすすめ!!
種類も多く育てやすい点から、女性から人気があります。2つピックアップしてみましたが、別の植物に見えるほど違いますよね。
小さいけど存在感アリ! ペペロミア・ロッソ | ||||
|
まあるい葉っぱが愛らしい ペペロミア・ホープ | ||||
|
選ぶポイント
多肉質の茎が太く、葉の艶がある、できるだけ葉の数が多いもの
おすすめ置場
乾燥が好きなので、直射日光を避けた明るい日陰。真夏の置き場所は窓辺を避けましょう。季節や時間帯で置き場所を変えてみるのも良いかもしれません。
水やりの方法
乾燥に強い分、湿気に弱いので水やりのコツは、あげすぎないこと。土が乾いているのを触って確かめてからあげましょう。
2.シダの仲間、葉の先端はレタス!? アスプレニウム・レズリー
つやつやと光沢のある明るい緑色の大きな葉を放射状に広げた姿が印象的。縮れた葉の先端がまるでレタスのようだけれど、触ると意外としっかりした質感です。明るいカラーで爽やかな雰囲気。
日差しの差し込むお家にぴったり! アスプレニウム・レズリー | ||||
|
選ぶポイント
茎がぐらぐらしていない、幹が太くしっかりしていて、葉の色艶が良いものを選びましょう!
おすすめ置場
直射日光を避けた風通しの良い明るい場所。
水やりの方法
定期的に、葉の表裏に水を霧吹きでかけてあげると病気や病害虫の予防になります。水やりは、土の表面を触り、乾いていたら水をたっぷりあげましょう。
3.マイナスイオンの放出量多い サンスベリア
見た目もクールでアーティスティックで存在感たっぷり。観葉植物の中で特に空気浄化能力が高いという、エコプランツとしての一面もあります。鉢からニョキニョキとトゲや、ツノのような葉を伸ばすフォルムや、硬い多肉質な葉の質感や、爬虫類のような模様も人気があります。
ちょこっと置きにも便利! サンスベリア | ||||
|
選ぶポイント
サンスベリアは肉厚な葉が特徴なので、多肉質な葉が痩せておらず、できるだけ葉の数が多いものを選びましょう!
おすすめ置場
真夏の直射日光だけ避ければ、日陰でも育ちます。できれば明るい場所で育てた方が、葉の色が良く丈夫に育ちます。
水やりの方法
水やりは4月~10月まで、完全に土が乾ききってから水をあげてください。10月末以降、冬になったら水やりを一切やめます。過湿を避けることが鉄則です。(風呂場など湿気がこもりやすい場所はNG)
4.いつになっても変わらず親しまれる ポトス
ちょうど良い大きさ、ちょうど良い形。ハート形の瑞々しい葉は、古くから親しまれていつまでも魅力があります。歴史は長いですが、着々と新しい種類も開発され、斑入り葉が美しい「エンジョイ」、「ステータス」などは新しい品種です。
パートナー第一号に! ポトス | ||||
|
選ぶポイント
基本は丈夫なので、葉の色艶がよく、茎がぐらぐらしない、引っこ抜けないくらい根がしっかり土の中で張っているものを選びましょう!
おすすめ置場
数ある観葉植物の中でも耐陰性が強く、室内のどこでも安心して置くことができます。
水やりの方法
水やりは毎日ではなく、土を触り白っぽく乾燥したらたっぷりとあげましょう。
5.根っこが見える樹形がワイルド! フィロデンドロン・セローム
サトイモ科の中で2番目にフィロデンドロン属は種類が多く、700種以上あります。地中から根っこが出ている樹形がとてもワイルドで、アジアン風のインテリアにとてもマッチします。乾燥に強く、とても育てやすいです。生育も早いので、年々大きくなります。
根っこの個性が大爆発! フィロデンドロン・セローム | ||||
|
葉の形も独特 フィロデンドロン・セローム | ||||
|
選ぶポイント
基本は丈夫なので、葉の色艶がよく、引っこ抜けないくらい根がしっかり土の中で張っているものを選びましょう!
おすすめ置場
葉に埃がたまったら、光合成が阻害されるので、たまに葉を拭いてあげましょう。直射日光を避けて、明るい日が当たる場所がオススメです。
水やりの方法
水やりは毎日ではなく、土を触り、乾燥したらたっぷりとあげましょう。たまに葉に霧吹きで水をかけてあげることもおすすめです。
さて、ここまではテーブルに置くことに適したサイズの観葉植物をご紹介しました。
ここからは空間のポイントになる、大きめで個性的な植物を、1万円以下の予算で購入できるものに絞ってご紹介します!!
10000円以下!大きめで個性的な観葉植物5選
1.美しい模様の葉が魅力 カラテア・ランシフォリア
カラテア属に分類される植物には色々な形や模様がありますが、ランシフォリアはその中でも手に入りやすいものの一つです。自然の神秘ともいえる複雑で美しい模様の葉を持っています。葉の裏側はワインカラーでオシャレです。
色の違いも楽しい! カラテア・ランシフォリア | ||||
|
選ぶポイント
葉の色艶がよく、引っこ抜けないくらい根がしっかり土の中で張っているものを選びましょう!
おすすめ置場
直射日光と日陰は避け、カーテン越しの窓辺など明るい場所に置きましょう。
水やりの方法
水やりは、春と秋は表面の土が触って乾いていたら朝たっぷりあげましょう。夏は暑い日が続く場合は、朝以外に夕方も土を触って乾いていたら水をあげます。クーラーなどで乾燥しやすいので、霧吹きで葉に水もかけるとより良いです。冬は、成長が緩慢になるので、断水しましょう。枯れた葉は取ってください。
2.グリーンの存在感抜群!シェフレラ・カポック
斜め上に伸びる性質があり、葉は手のひら状に小さな葉をつけます。たくさんの気根を脚のように伸ばして体を支えながら成長していく様子はワイルドです。性質はとても丈夫で、初心者でも簡単に育てられます。ひと鉢でボリューム感抜群です!!
大きめ観葉植物の入門に! | ||||
|
選ぶポイント
葉に厚みがあって、茎がしっかりしているものを選びましょう!!
おすすめ置場
置く場所は、明るい室内であればどこでも大丈夫です。購入後、環境の変化でポロポロと葉が落ちる場合があります。しばらくすると、環境に慣れて落ちなくなるので、様子をみてください。
水やりの方法
水やりは、土を触りしっかり乾いていたら、たっぷり水をあげます。根腐れの原因になるので、受け皿には絶対に水を溜めないでください。
3.南国溢れるトロピカルなオーガスタ
バナナの葉のようなダイナミックな外見が印象的でトロピカルな雰囲気を醸し出します。シルエットが美しく、大きな存在感は部屋のインテリアのレベルをぐーんとUPしてくれます!!
鉢はバスケットだとカジュアルでアジアンテイストに、陶器だとスタイリッシュでかっこいい感じになります。
ダイナミックでおしゃれ♪ ストレリチア・オーガスタ | ||||
|
選ぶポイント
葉に厚みがあって、茎がしっかりしているものを選びましょう!
おすすめ置場
日光は好きですが直射日光は避け、明るい窓辺・明るい室内に置きましょう。
水やりの方法
水やりは、土の表面を触り、乾いていたら水をたっぷりあげましょう。
4.ゴワゴワした大きな葉が特徴的 カシワバゴムの木
欧米で人気。波打つ広く薄い葉が魅力で、日光をうけるときらめく葉脈が美しいです。樹木感を感じさせるしっかりとした幹も魅力のひとつ。性質は強く、お部屋に飾れば存在感抜群!!
畝る幹に見惚れて... カシワバゴムの木 | ||||
|
選ぶポイント
葉の色艶がよく、引っこ抜けないくらい根がしっかり土の中で張っているものを選びましょう!
おすすめ置場
乾燥が好きで(直射日光と同じで、直接エアコンや暖房が当たる場所はNG)直射日光を避けたできるだけ明るい場所に置きましょう。真夏の置き場所は窓辺避け、季節や時間帯で置き場所を変えてみるのも良いかもしれません。
水やりの方法
水やりのコツは、あげすぎないこと。乾燥に強い分、湿気に弱い植物です。土が乾いているのを触って確かめてからあげましょう。
5.インドアグリーンのモダン代表 モンステラ
南国リゾートでは、アロハ柄の代表的なモチーフにもなっているモンステラ。葉の形状や穴の開いたようなユニークな葉が特徴的で、自由奔放に大きな葉を広げる姿は長年の人気者です。
この葉っぱ、一度は見たことあるはず! モンステラ | ||||
|
選ぶポイント
葉に厚みがあって、葉に艶があるものを選びましょう!
おすすめ置場
モンステラは、直射日光を避けた半日陰や明るい日陰がおすすめです。季節や時間帯で置き場所を変えてみるのも良いかもしれません。
水やりの方法
土の表面を触って乾いていたら、水をたっぷりあげましょう。冬は、春~夏の水やりよりも控えてください。表面の土が乾いて3~4日空けてあげるくらいで大丈夫です。
以上が私、小倉がおすすめする植物たちでした!
おすすめした観葉植物のリンク先の商品は、全て鉢もデザインされたものになっているのでそのままでもお楽しみいただけますが、もちろんおしゃれな陶器の鉢を購入して植え替えることもできます。
植物と植木鉢を気にかけることで部屋をパッとオシャレにすることができますよ!
そしてもうひとつ。愛情をたっぷり注いで育てた結果、植物が大きくなることも予想されます。その時は、ぜひ植え替えをしてあげてください。植え替えって...ハードルが高そうに聞こえますよね。いえ、実はとても簡単なんです!!
植え替えについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
フラワーデザイナー・小倉が植物に目覚めたきっかけ
私は今はプロとしてフラワーデザインを生業にしていますが、もともと高校生までは、母の日にお花を送る以外に植物には遠い人間でした。もちろん実家には育てる植物すらありませんでした。
高校卒業後、あるキッカケから、札幌の3ヶ月間花卉園芸職業訓練学校に通い、国内・海外で活躍もされている師匠佐藤ハル子先生から、生花・造花・園芸を、学び、花の人生が始まりました。
実践で必要な道具・技術・知識をぎゅっと学び、そこではじめて育てた植物は...
北海道なのにゴーヤでした(笑)
はじめて購入した観葉植物は、お店にひとつだけ売れ残っていた高さ30cmくらいのシェフレラ・カポック。葉を部屋側に向けて窓辺に飾りましたが、数日後ふと見ると、葉がこちらに背を向け、窓側を向いていました。衝撃でした。
植物は太陽、光のある方を向くことをそのとき知りました。
人も明るい外を見たくなりますが、植物も似てるなあと、純粋に感じましたね。
太陽をたくさん当てて、水をあげたり、話しかけると植物にもヒトと同じように表情があるように見えて、植物に対してその時から愛情が芽生えました。
今では1m超えて、大きく成長しています(笑)
自己紹介が長くなってしまいました!!
この記事では1つ目の観葉植物を検討されているという方に、大きさ・予算別に私が自信を持ってオススメする観葉植物を5種類ずつご紹介します。
テーブルの上におけるワンポイントになるようなものから、空間のメインになる大型のものまで、この記事を読めば「植物の特徴・選び方・置き場所のおすすめ・水やりの方法」まで全て網羅できるように書きました。
お手入れ方法も少々長いくらいに丁寧に書いていますので、是非お楽しみください。
その前に!どの植物にも共通するお手入れの鉄則についてご案内します。植物を買って何か困ったことがあったらまずは下記をチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここでは初めて観葉植物を購入する人にもおすすめの、育てやすく手頃な観葉植物をご紹介しました。お部屋の中に生きている植物があるだけで、おうち時間がさらにリフレッシュしたものになりますよ。
是非、素敵なおうちライフをお楽しみください!!
あなたにぴったりなアート必ず見つかる|アート・絵画通販サイト「WASABI」
【あなたにおすすめの記事】
▼大型の観葉植物おすすめ10選。室内に飾れるおしゃれな大型植物を予算別に紹介