インテリアの色が原因かも?!しっくりこない時に覚えておきたい、インテリア色合わせのルール
投稿日:(金)
目次
素敵なインテリアには色彩センスが必要?
インテリアをどうにか体裁よくまとめたいと思っている人は多いでしょう。
ところがこんなふうに言う人がいます。
■色のセンスがないんです
■色の組み合わせ方がわからない
■色がまとめられなくてガチャガチャしちゃうんです
インテリアコーディネートと色は、とても深い関係があるとみんな思っているのですね。
色をうまく使うことが出来たら、きっとインテリアも素敵になるに違いない。
その考えはあながち間違ってはいないと思います。 色使いをちょっと変えるだけで、もしかしたらあなたのお部屋は今よりワンランクアップのおしゃれ部屋になるかもしれません。
ここでひとつ、簡単なクイズ。
「白」
白と聞いて、あなたはどんな色を想像したでしょうか。
白は・・・白よね。
白以外のなにものでもないじゃない。
白は・・・白よ!
では、これはどうでしょうか。
白いYシャツ。
白い生成りのシャツ。
どちらも言葉で言えば「白い」シャツですが、Yシャツのほうは、青みがかっていて新幹線のような冴えた白さですし、生成りのシャツは、ややアイボリーで練乳のような優しい白さです。
このように、色には、それが同じ色でも青みがかった「ブルーベース」と呼ばれるグループと、黄色みがかった「イエローベース」と呼ばれるグループに分けることが出来ます。
インテリアの色ってどう意識すればいいの?
続いて、この4種類の青を見てみてください。
こちらは「ブルーベース」の青 (青みを感じる、青)
こちらは「イエローベース」の青 (黄色みを感じる、青)
黄色みを感じる青?
青みを感じる青?
急に言われてもなかなかピンとこないかもしれませんが、意識して色を見るようにしているとなんとなくつかめてくるようになります。
例えばこれをご覧いただきましょう。
この文房具(ファイル)のシリーズは、イエローベースのグループで色展開がされています。
クリーム色のような白、黄色が混じったような赤、すべての色合いにはイエローの要素が感じられるものです。そういわれればなるほどそんな気がしてきましたでしょう?
こちらのホッチキスはブルーベースのグループで色展開がされています。
青みがかった白、青が混じったような黄色、すべての色合いにはブルーの要素が感じられますよね。
しっくりこないインテリアの色の正体
イエローベースの中に、ブルーベースが混ざると、ちょっと異質な感じがします。
逆もしかりです。
あからさまに「変だ!」というようなことではありませんが、じわりとした違和感、仲間はずれ感を覚えるのです。
この、なんだかちょっと居心地が悪いなぁという違和感は、インテリアにおいてはそのまま「なんだかしっくりこない部屋」につながります。
かっこよくグレーと黄色でまとめたつもりなのになんだかしっくりこない、とかかわいくピンクでまとめたつもりなのになんか違う?なんていう場合、異質なグループが混ざってないか見て見ましょう。
カーテンもベッドカバーもブルーベースなのに、もしかしてそのクッション一つが、イエローベースかもしれません。
こんなふうに、インテリアコーディネートで色を考えるときに黄色っぽくて暖かい感じのする「イエローベース」が多いかな、それとも、青白くてクールな印象の「ブルーベース」が多いかな、違うグループが混ざってないかなと、気にしてみてはいかがでしょうか。
そして、実際に色合わせを考えるときには、同じグループの中で「同系色または類似色」でまとめれば調和のとれた落ち着いたインテリアが出来ます。(オレンジ×黄色×ブラウン)など。
アクセントのきいたメリハリのあるインテリアにしたい場合は、同じグループの中で「反対色」を使うと良いのです。(オレンジ×ブルー)(黄色×パープル)(ピンク×水色)など。アートで反対色を取り入れると、より素敵なお部屋になりますね。
こちらはブルーとオレンジの家具の組み合わせに、同じ組み合わせのアートをおいたインテリア例です。
どんな色の組み合わせでも「NG」はありません。
ですが、素敵なインテリアを目指すなら、イエローベースまたはブルーベース、同じグループの中から選ぶことを意識してみましょう。