- 制作年
- 2023年
- 技法/画材
- ink, watercolor paper
- サイズ
- 333mm×242mm, 額縁サイズ442mm×365mm, 厚さ20mm
- ストーリー
- 石は長い年月をかけてその姿になっている。 そしてこれからの年月も変わらず、そうあり続ける。 鏡が映すものはあくまでフィクションである。人は自分の本当の顔すら見れない。 だが映っていることには間違いなく、真実である。 表現している頭部は特定の人物ではなく、ひとつの存在として描いた。 付随する抽象は、言語化できない複雑な知覚と呼べるかもしれない。 石のような「存在性」を伴った、鏡のような「虚構」の、ある種の美的感覚を表現したものである。
- 備考
- サインあり。
【過去】
今はなにも考えたくない、そんな虚無感を感じさせる一枚。目を背けたくなる過去には、時間をかけて向き合っていくしかない。
水彩紙のもつ質感によって、作品の世界観に一層深みが感じられる。
集中して作業をする部屋に飾りたい一枚。行き詰まったときはこの画を見つめて、一度頭を空っぽにしよう。