制作年

2020年

技法・画材

OSB、折り込みチラシ、アクリルメディウム

サイズ

475mm×375mm

ストーリー

ウッドショック、建材の高騰、目の前の板材が世界情勢と繋がっていることをしみじみ感じる。このOSBの印字にはポーランド・ザリーとある。かの森で切り出され、森のほとりの工場で加工され建材になり、（バルト海から）船に乗り私の前にやってきた。OSBの表層の模様は強度確保と効率のために生まれたものだが、ふとそこにポーランドの森に吹く風を感じた。どこまでも続く森の木々の間に風が吹き霞が立つ様子を手元にあったチラシの緑で描き留めた。このチラシもまたどこかの森の一部だったであろう。

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Scenery of Red pine woods appeared on OSB boards. Most of OSB boards are exported from Europe or North America. Can we still feel a breeze of the local woods through this industrial materials?

備考

サインあり

【人工物と自然の融合】

何気ない日常に視点を向け、驚くべき世界を構築する都築崇広の作品。
作品のベースとなっているOSB不燃ボードとは、建築の材料として日常的に使われる素材です。



OSB合板に織り込まれた、原材料であるアカマツの木のすがた。
工業製品となった後も、加工される前の自然の空気が感じられるようです。

ナチュラルな印象の本作品は、どんなテイストのお部屋にも合うでしょう。
気分をリフレッシュしたい空間に飾ってみてはいかがでしょうか。



【このアートの飾り方】
裏を返すと、アートの両側に取り付けられているフックに紐が通っています。壁に画鋲やフックを打ち、紐をそこに引っ掛けましょう。大きい作品は2点を止めると安定します。詳しい飾り方についてはこちらも参考にしてください。