- 制作年
- 2023年
- 技法/画材
- 木製の板に水性ペンキで描く
- サイズ
- 450mm×300mm, 厚さ15mm
- 重さ
- 350g
- ストーリー
- 春霞たなびく山の桜花うつろはむとや色かはりゆく (遠くの山々に春霞がかかり 咲く桜が散りゆくように変わり見える) 古今和歌集のこの歌をご存知だろうか? 春霞とは遠い景色が霞んで見える現象をいい、微細な水滴が空気中に増える事で発生する。 また黄砂も原因の一つとされており現代の我々にとって厄介ものの黄砂がこの時代にも降りそそいでいたのかと思えば共感できる。ただ「桜が散ってしまう…」という美的情感で受けとめるところに、この時代の人間の美に関する鋭敏さが窺い知れる。 この作品は当時の人間から見た春霞の様を描いた作品です。
- 備考
- サインあり。
【情緒的な魅力】
その時代の人々が、春霞をこのように捉えたことが、この作品をますます情緒的で魅力的にしています。
アクリルの豊かな色彩が、過去の美しい瞬間や感動を思い起こさせます。
ナチュラルなインテリアや、観葉植物と調和します。