- 制作年
- 2024年
- 技法/画材
- 水性ペンキ
- サイズ
- 600mm×200mm, 厚さ30mm
- 重さ
- 700g
- ストーリー
- エジプトの草原"Papyrus" 古代エジプトの"パピルス"は比類なき記録媒体としてエジプト文明の発展を陰で支えた。 ヨーロッパからアフリカにかけて自生する植物パピルス草の茎を加工して生み出されるパピルス紙"Papyrus"はペーパー"paper"の語源ともなったとされ、当時の書簡、外交、通信の手段として普及しエジプトからの輸出品として世界に広がった。やがて聖書をパピルスに書き記すようになった為コデックス(冊子本)にも形成されるようになる。パピルスを各国へと輸送する貿易都市ビブロス"byblos"が現代英語でバイブル"bible"と呼ばれるようになり聖書を指す呼び名になったという。この作品はそのパピルス草から着想を得たものです。また人々"people"もPapyrusが語源とされる説があり、文明の記憶や思想は人から人へ形を残さず言葉と感情によって色付けされて次世代へ語りづかれる…。"言い伝える"事こそ最も優れた伝承方である…と人々たどり着いた結論なのかも知れない。
- 備考
- サインあり。
【しなやかな葉】
深い緑とベージュ、オレンジや茶色のラインが入り交じり、エジプトの乾いた草原や、パピルスの長くしなやかな葉を彷彿とさせます。シンプルでモダンな空間や、温かみのあるウッド調のインテリアと良く合いそうです。