- 制作年
- 2023年
- 技法/画材
- 油彩
- サイズ
- 652mm×530mm, 厚さ20mm
- ストーリー
- "光を描くためには影を描く必要がある"という発想の元、「色」をより深く表現するため、 明るさと暗さの相互関係を通じて「色」の豊かさを引き出すことを目指しました。色の持つ本来の美しさを「刺激」とし、ネガフィルムのような白黒の絵に色を乗せ、「明暗」の対比を描くことによって「色」の深みを表しています。 幾層にも重なるモノクロームな世界の表層に描かれる鮮やかな色彩は、私たちが見ている色は果たしてその色そのものなのか、色の本質について問いかけているようにも見えます。 また重厚感のある画材で描く油彩画を、軽く明るいニュアンスで表現することによって独特の調和が生み出され、作品は一層の魅力と深みを増します。 「刺激と明暗」の様々なカラーバリエーションは、多様な感じ方や解釈を提案し、新たな視覚体験を創出します。
- 備考
- サインなし。オレンジ
【疾走感】
油絵の筆致が、風を切るような迫力で疾走感を表現し、まるで作品の中に時間が閉じ込められたかのようです。
モノクロと対照的な明るいオレンジが見事に調和し、力強い筆致がさらにこの作品に深みを与えています。
この作品が部屋のアクセントとなり、魅力的な空間を演出してくれます。