制作年

2024年

技法/画材

日本画、木製パネル、雲肌麻紙、水干絵具、銀箔

サイズ

158mm×227mm, 厚さ20mm

ストーリー

水干絵具の青色の中から浮かび上がる銀箔の輝きが、銀箔を硫化させた青色へとつながって、エネルギーが昇華していくイメージです。 朝の太陽の光、夕日の光、夜のあたたかい照明の光など、光の種類や光の差す角度によって表情がかわります。 箔の変色を抑えるためのコーティングをしておりますが、時間経過とともに少しずつ色味が変化します。その変化もお楽しみいただけますと幸いです。

備考

サインあり。

【対比と躍動】

深い青色と淡褐色との対比が印象的な画面。そこを銀白色や薄青色に滲む色の帯が、ジグザグと躍動しながら右肩上がりに横切っていきます。

深い青色の面での青白い輝き、淡褐色の面でのくすんだ青色からブロンズ色の滲み、それぞれの味わいがあります。

落ち着いた色彩とモダンな和風テイストを持つこの作品は、空間に洗練された印象を与えてくれることでしょう。