- 制作年
- 2022年
- 技法/画材
- デジタルプリント / アクリル付き木製額縁
- サイズ
- 140mm×140mm, 額縁サイズ 200mm×200mm / 240mm×240mm, 額縁サイズ 300mm×300mm
- 重さ
- 1,500g
- ストーリー
- 岬のはずれのその又むこうに
白い燈台が建っています
景色は最高だけど 風当たりは最悪です
厳しい環境の中にひとり立ち
塩害で肌はザラザラ
その上 日焼けもきついけど
それでも沖を航行する船の安全を守る為に
日夜立ち続けています
たまに休んで海水浴をしたり
岬に寝ころんで海鳥とたわむれたり
夜には電気を消して
満天の星との語らいも
想像したりしていますが
叶わぬ夢だと思っています
それに春には蝶の一群が海を渡って
海岸伝いにやって来ます
長い距離を飛び続け羽根は傷つき
体力も失い命さえ落としてしまう者もいます
無事にこの燈台にたどり着くことを
来る年も来る年も祈りつつ
飛来する事を楽しみにしています
海の安全を守る為に
明りを灯し続ける事は言うまでもありませんが
彼らの目印になる為にも
私はこれからも
ずっとずっと立ち続けます
- 備考
- サインあり。※写真撮影の関係上、アクリル板を外しています。実際はアクリル板がついています。
【灯台が照らす光の道】
海辺にポツンと建つ白い灯台の姿が目を惹く本作品。海と空が一体化したような叙景は、黒に近いディープブルーで描かれています。
灯台の周りを飛ぶ5匹のカモメたちは、一体どこに向かっているのでしょうか。
落ち着いた色合いと可愛らしいタッチが特徴的な本作品。シンプルなお部屋はもちろん、ブルーで統一した空間に飾るのもオススメです。