通常価格¥79,200
¥79,200
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- 制作年
- 2023年
- 技法/画材
- ボールペン
- サイズ
- 270mm×220mm, 額縁サイズ325mm×280mm, 厚さ10mm
- 重さ
- 705g
- ストーリー
- 僕たちが住む町はいわゆる盆地で、夏の昼間は全国最高気温を叩き出すくせに、夜はやたらと冷え込んだ。あいつはいつも8つ上の兄ちゃんの時代遅れの赤い厚手のジャンバーと変な音がする汚い自転車でやってきた(変な音がするから、家に来たらすぐにわかるんだ)。そんでいつもうちの車庫の横に置いてある自転車の空気入れを勝手に使った。 2人とも別に星に詳しくなんかなかった。新宿とか渋谷とか、テレビや漫画で見聞きする世界はあまりに遠かった。娯楽なんて何もない廃れた田舎町で世界に2人だけみたいな真夜中の田んぼ道は、日常から僕らを少しだけ遠ざけてくれたから。2001年、僕の姉が神様と崇めるバンドが唄ってた踏切は僕らの町にはなかったけど、それでも僕たちはこの時間だけは誰の代わりでもない唯一無二の主人公だった。 2020年某日、3日前にあいつが亡くなったと連絡があった。もう会えないって知らなかったら思い出すこともなかったのかもしれない。触れたら消えるしゃぼん玉みたいなあの日を、確かめる相手がいなくなったことが僕はしばらく受け入れられなかった。
- 備考
- サインあり。
- 直射日光、過度な湿度は作品を痛めますのでご注意ください。表面カバーはガラスです。
【きらめく夜のストーリー】
満天の星が輝く夜空のもと、自転車とともに進む人物を描いたノスタルジックなモノトーンアートです。繊細に描かれた夜空の質感とストーリー性あふれるイラストタッチが、飾る場所に心地よい温もりと冒険心をもたらします。日常の空間にそっと寄り添い、ふと目をやるたびに愛おしい記憶や想像力をかきたててくれる魅力的な一作です。



