- 制作年
- 2021年
- 技法/画材
- カラーインク/紙/パネル
- サイズ
- 430mm×430mm
- ストーリー
- この作品は、波紋のように広がる音の印象を意識して描いています。残響を曳きながら消失していく音のように、描かれたイメージもまた水の滲みにより消失しています。目に見えない音だからこそ、音から得られた印象のまま画面に繋ぎ止めたいと試みた作品です。
- 備考
- サインあり, 作品裏の木枠に比べて画面の天板を大きめに仕立てているため、作品を壁に掛けていただくと、壁から画面が浮いて見える様子でご覧いただけます。
【揺れた音の心象】
そこにあったはずの水が消えることによって完成していく作品。空気の振動の痕跡が表面に現れています。今は聞こえない音を表現しているかのようです。
水の周りにインクがつきそれが残った線でしょうか。画面の上を大胆に駆け巡っています。
静かな空間に佇む、そんな姿が似合う一作です。いつも過ごす場所に飾れば、心落ち着く空間へと変えてくれるでしょう。