- 制作年
- 2022年
- 技法/画材
- 油絵
- サイズ
- 140mm×180mm, 厚さ15mm
- 重さ
- 170g
- ストーリー
- 春の日の明け方、一匹のうさぎが朝の月を見つけた瞬間を描きました。 さみしがり屋のうさぎが月を見つけたことでほっとしている様子です。 たくさんのチューリップがうさぎを包み込むように、優しさを表現しました。 うさぎが主役の絵というよりも、風景画のような感覚でこの絵を眺めて欲しいと思い、このタイトルをつけました。 空のような、草原のような淡いブルーグリーンに、チューリップの赤の優しいコントラストが目を惹く一枚です。 一見水彩画のように見えるかもしれませんが、透明色を重ねることで、油彩ならではの重層的な仕上がりとなっています。 世界観について 私の「風景」は、自身が見聞きし感じてきたものが織り交ぜられてつくられています。 四季のある都市と共存する自然、幼少の頃から頻繁に訪れている動物園、子育て中に感じたこと……。 それを夢や想像と交えながら、キャンバスのなかに散りばめています。 技法について 油彩画は少し敷居が高い、ゴッホのような厚塗りのイメージがあると思う方もいらっしゃるでしょう。一方で、私のように軽やかな雰囲気の表現や、ペールトーンのような色彩を薄塗りで表現する「グレーズ」という透明技法もあることを伝えたいです。 グレーズによる透明感と、輝くような色彩を大切にし、優しい深みのあるグラデーションで、見る人の心を癒せたら幸いです。
- 備考
- サインあり。
【うさぎの望む月】
ふんわりとした淡い配色で描かれたアート。ブルーグリーンの背景がアートに温かみを感じさせてくれます。一匹のうさぎが月を見ている風景。周りの花々が優しく見守っているようですね。
油絵の中でも色彩を薄く塗り重ねて表現する「グレーズ」という技法を用い、透明感のあるアートが描かれています。優し色合いやタッチが、見ている人を癒してくれそうです。
ナチュラルなお部屋によく合います。ブルーグリーンの背景はガラスやホワイトトーンの家具とも相性がよく、アートの透明度を上げ、爽やかな空間の演出ができます。