- 制作年
- 2016年
- 技法・画材
- OSB、アクリル絵具
- サイズ
- 900mm×1,800mm
- ストーリー
- 野山を歩き林の中で澄んだ空気を吸う。はたまた、少し薄暗い林を歩いて古の神秘を感じる。
針葉樹においてはその多くが植林地であることを知っても、私にとって林の心地良さは変わりませんでした。
今回使用している OSB という板材は、細かい裁断や圧着など多くの工程を経た工業製品ですが、森林の持続可能性を考慮し間伐材などの半端な木材を再構成できるように開発されたものでもあります。また、その独特の外見からは爽やかな自然を感じさせる瞬間があります。
今回使用した OSB の原材料であるアカマツの林を、板材の多層構造に織り込むように描きました。工業製品にも山野の気持ちよさを感じられるように。
Painting woods of pine tree into OSB(one of building material) which is made of pine tree. Please feel a breeze of woods from the industrial material.
- 備考
- サインなし
【人工物の中に息吹く自然】
何気ない日常に視点を向け、驚くべき世界を構築する都築崇広の作品。作品のベースでOSB不燃ボードとは、建築の材料として日常的に使われる素材です。
工業製品であるOSB木材と、人によって描かれた絵。どちらも人工的なものなのに、自然の息吹が感じられるようです。
この作品を飾るだけで、お部屋がナチュラルな雰囲気に一新されます。気分をリフレッシュしたい時にいかがでしょうか。