- 制作年
- 2017年
- 技法/画材
- 墨・和紙
- サイズ
- 305mm×55mm, 額縁サイズ530mm×415mm, 厚さ21mm
- 重さ
- 1,400g
- ストーリー
- いびつで、不完全で、 だからこそあたたかい。 作品『ぬくもり』は、人の手から生まれる優しさや内面の温度を表現した書作品です。 大量生産された整ったものよりも、歪みがあっても人の手で造られたものに惹かれる。 その想いを一文字一文字に込めました。 書の定石である起筆ではなく、あえて中の字に墨を置くことで、内側から滲み出る感情を表現しています。 角のある「く」ではなく、曲線をもつ「も」を中心に据え、はっきりした線よりも、 かすれが生きる表情を大切にしました。 「寒い部屋でこたつに入っているよう」 「珈琲の湯気が立ちのぼる情景を感じる」 そんな声も寄せられています。 捉え方や味わい方は人それぞれ。 見る人の日常に、そっと寄り添う作品です。 白木の額は経年変化も楽しめ、和洋問わず空間に静かな存在感をもたらします。
- 備考
- サインあり。直射日光・高温多湿を避けて展示・保管してください。水濡れや強い衝撃にはご注意ください。
【ひと筆の息】
白布の上に置かれた額の中で、細い紙に走る墨の線が、呼吸のように揺らぎます。控えめな色調の中に、かすかな動きと緊張が宿り、視線を静かに引き寄せます。壁に掛けることで、空間に穏やかな間が生まれ、時間の流れがゆるやかに整います。書斎や玄関、寝室の一角に置くと、木の質感や素朴な布と調和し、落ち着いた佇まいを引き立てます。


