- 制作年
- 2025年
- 技法/画材
- アクリル
- サイズ
- 273mm×220mm
- 重さ
- 520g
- ストーリー
- 2025年8月の31日間、その日にふと目にとまった日常の風景を写真に収めること。すべてはこの個人的な営みから始ま りました。 そうして撮影された31枚の画像から、純粋に「色」のみを抽出していくと、写真に写っていた特定の空間や具体的な 物体の形は次第に消えてゆき、そこにあった複数の色の組み合わせと、その色彩を経験した日付だけが残ります 。 しかし、ここにもう一つの重要な構成要素である「この作品を目にする人」が加わることで、作品は新たな意味を持ち 始めます 。提示されたある色の組み合わせは、見る人の心に潜む、それぞれ特有の感情や懐かしい思い出を鮮やかに想 起させます 。すると、同じ場所で同じ景色は見なかったけれど、かつてその色を経験した全ての人の記憶が、この一枚の 作品のなかに引き寄せられ、結びつき始めるのです 。 ここに、国境や時間を超えて人々の記憶を内包する「人類の共通日記」のような、抽象表現が秘める可能性を感じま した。
- 備考
- サインあり。直射日光を避けて飾ってください。
【凪ぐ地平】
やわらかなアイボリーから穏やかなセージグリーン、そしてほのかなテラコッタピンクを経てシックなスモーキーグレーへと繋がる、グラデーションが魅力的な作品です。水平方向の繊細なリブ状テクスチャーが自然の地層や朝モヤを思わせ、静けさの中にやさしい暖かみを感じさせます。