通常価格¥33,000
¥33,000
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- 制作年
- 2023年
- 技法/画材
- ボールペン
- サイズ
- 225mm×160mm, 額縁サイズ370mm×280mm, 厚さ12mm
- 重さ
- 660g
- ストーリー
- 2軒隣に住んでいたじいさんは動物が好きと言って、鶏もヤギも犬も飼っていたけど、”好き”と”世話をする”は同じ箱に入っているものではないらしかった。 外に繋がれた小柄な犬は満足にご飯をもらえていないようで、夜になると自分でリードを外してうちの家までご飯を食べにやってきた。 うちの家にはエディという名前の大きな犬がいた。図体の割には大人しく、優しくて頭のいい犬だった。小柄な犬はポテポテと走ってくるとエディの餌ばちから勝手に餌を食べた。エディは特に怒る様子もなく、一歩引いてそれをそっと眺めていた。小柄な犬が帰った後に食べられた分のドッグフードを足してやった。 エディが亡くなったあと、小柄な犬がうちに来る回数はとんと減った。 ある日の帰り道、じいさんの家の前を通ると血だらけの地面と大量の鶏の羽と口を血だらけにした小柄な犬がいた。 その日の夜 「こんのバカ犬!!!!」という怒鳴り声と、地面を叩く音と犬の悲鳴のような甲高い鳴き声が聞こえた。 犬は殺されてしまったんじゃないかと内心恐怖していたが、犬は次の日もちゃんと繋がれていた。餌ばちのなかにはいつものようにごはんと味噌汁を混ぜたものが入っていた。「何かよこせ!」と言わんばかりに私を見かけるとワンワン!と吠えてぶんぶん尻尾を振った。 鶏も犬も、どうにかして助けてあげたかったと幼心に思ったことをたまに思い出す。
- 備考
- サインあり。直射日光、過度な湿度は作品を痛めますのでご注意ください。
【羽音の寓話】
繊細な描写で描かれた雄鶏と静かに佇む人物が、幻想的な世界観を醸し出すクラシカルなモノトーンアートです。重厚感のある木製フレームと細密な描線が、空間に物語のような深みと知的な品格をもたらします。飾る場所を穏やかな空気感で包み込み、日常の中でふと想像力をかきたててくれる、味わい深い一作です。



