人を迎え入れる「玄関」に飾るオススメの絵とは?インテリアのプロが解説!
投稿日:(金)

目次
はじめに

リモートワークの続きの影響か、ご自宅のインテリアを見直す方が増えていますね。
リビングや寝室だけではなく、玄関だって大事なお家の一部です。滞在時間は短いけれど、そこにこだわりを持つことで生活が豊かになるような気がします。
今回のテーマは玄関におすすめの絵について。
先に結論を言ってしまえば、ある程度の存在感があり、それでいてあまり説明くさくない内容、抽象画や風景的なもの、色のメリハリがあるようなもの、が玄関にはオススメです。
以上で・・・
はございません!!(笑)
なぜそういった絵がいいのか、順を追って説明していきます。是非最後までお読みいただければ幸いです!
国民的アニメの玄関に必ずあるものとは?
会社帰りに1杯ひっかけてきた波平とマスオさん。
ほろ酔い気分でガラガラ~っと引き違い戸を開けると「お父さんおかえりなさい!」と家族みんなが玄関に集まってきます。

あらお2人ご一緒だったんですかとフネさんが問いかければ、「あぁ駅でバッタリ会ってね」と答えながらコートや帽子を脱いで、それをサザエさんが受け取ります。
お父さんお土産はないのーと言いながら、かばんを受け取るのはカツオやワカメなど子供たち。
テレビ画面で観たことがあるシーンですね。
あるいは、これはどうでしょうか。「おーい!のび太!野球するぞ!」ジャイアンとスネ夫が家に迎えにきて、玄関先でのび太を待っているという場面。
またある時は、のび太のお母さんが近所の奥様仲間と玄関先で会話をしている、そんな場面もきっと観たことがありますよね。
「サザエさん」も「ドラえもん」も国民的アニメですからおそらく知らない、観たことがない、という人はほとんどいないのではないでしょうか。
アニメの中で何度も登場する「玄関」にあらためて注目してみると、
家族を送り出したり迎えたり、来客をもてなしたり、家庭訪問の先生をお出迎えしたりと、様々な役割があることが分かります。
ですが今回最も重要なのは、実はどちらの家の玄関にもちゃんと「絵」が飾ってあること。
みなさんはお気づきでしたでしょうか?
壁に額を飾ることは日本のベーシック
サザエさんの家の玄関は引き違い戸。そこを開けると、真っ正面に竹の絵が飾られています。
大抵の場合、人はすぐ上がり框に腰をかけるため気にも止めないかもしれませんが、この額縁が掛けられていることで、 全体的に「和風」な印象の空間として玄関がおさまっているのです。

一方のび太の家の玄関は開き戸。扉には採光用のガラスがはめられています。同じく上がり框があって、段差のない今どきなバリアフリーの玄関ではありません。
カツオの家と間取りが違い正面には壁がなく、2階へと向かう階段と廊下がまっすぐ伸びています。そのため玄関の両サイドの壁面に、絵と鏡が飾られています。
サザエさんのお家ものび太のお家も、玄関はすっきり片付いていて余計なものがありません。下駄箱の上には花を生け、床には玄関マットを敷いています。
そして壁面には絵を飾っています。
両者とも普通の庶民として設定されていますが、玄関に絵が欠かせないことが見て取れます。
これはある意味、日本においてのベーシックな玄関を示しているとも言えるでしょう。
外の世界と内の世界をつなぐ「玄関」
どんな場所にも必ず玄関があります。家でも、会社でも、どこにでもあります。
玄関とは、外の世界と内の世界をつなぐ境界、切り替わるところ、境目、出入り口なんです。
学校や会社で嫌なことがあったとき、玄関の外で一呼吸して「....よしっ」と心を切り替え、笑顔で「ただいま」と、家族の前で強がってみたことはないでしょうか。
すると玄関とは、なにかこう、靴を脱いだりするという物理的な意味だけではなく、精神的な意味でも区切りというか境目であるという気もします。

ところで、絵の起源は?と聞かれたら、紀元前の洞窟壁画にまでさかのぼりますでしょうか。狩猟の方法や人のシルエットなどを壁面に落とし込んで、昔から人間は「絵」を描いていたということです。

時代が進み、織物、染め物、彫刻、写真、CG、前衛的なアート作品・・・現在はさまざまな表現方法の作品が存在しています。
絵画だけにとどまらずこれらは室内装飾として壁面や空間を彩っています。
こういった絵やアートを玄関に飾るのは、
おもてなしの心
開運など風水的な意味
室内装飾やインテリアコーディネートを通した自己アイデンティティの表現
パーソナリティの主張
ホスピタリティの充足
・・・いやいや、そんなに難しく理由を探す必要もありませんね。
誰かをもてなしたり出迎えたりする玄関に「絵」や「アート」を掛けていくことは、人間の営みとしてごく自然な欲求なのでしょう。
だからこそ玄関には積極的に「絵」や「アート」を取り入れていきたいものです。
家族写真は玄関には不向き!玄関にオススメのアートは?
では、どのようなものが玄関には向いていると思いますか?
結婚式や旅行の思い出、家族写真などを玄関に置いている人を見かけますが、これらは玄関ではなくリビングに飾る方が適しています。
玄関は人を招いたり送り出したりして多くの人目につくところではありますが、あくまでも通過地点だからです。
そのためじっくりと鑑賞したいお見せしたいというような内容の写真やアートを飾るには不向きの空間なのです。

マンションの玄関は、戸建てと比較してコンパクトな場合が多いと思います。小さな空間に大きなアートではバランスが悪く圧迫感がありますよね。
そんな時は、玄関だけではなくその先に続く廊下も同じ空間ととらえると良いですよ。小さめのアートをギャラリー風に壁面に並べていくと楽しくなります。
また大きさの違いでリズム感を出すことも可能です。
そしてテイストには統一感を持たせておくと良いでしょう。玄関は家の顔であり、毎日通る場所で、そこに飾るものは毎日目にするわけですから、陰気なものや安っぽいものは避けたいですね。
絵を買いたいけど、まだ買えていないという方は、【WASABIアート通販サイト】や、下の記事も参考にしてみてくださいね。
おわりに
迎え入れる人も、出て行く自分も、なんとなく視界の端に入ると元気がでるようなアート。そんなアートをあなたもぜひ、玄関に飾ってみて下さい。
「アートって買ったことないし不安だな」と感じる方に対しては、LINEにて無料相談を承っております。

絵を飾ろうと考えている壁の写真と、希望の色味やサイズを送っていただくだけで、スタッフがその壁にお似合いのアートを合成写真付きで返信致します。
また【WASABI公式Instagram】では、インテリアとアートを組み合わせたスタイリングの例をたくさんアップしています。是非お部屋作りのご参考にしてください!
落ち込んだ日であっても
「玄関の絵を見たら元気になった!」
というようなアートと出会えることを願っています。