2018.02.22

アートと旅

【アートで旅する Vol.01】
ブラジル人ハーフの美大生が語る、ブラジルのアート

Hikari Onuki

ペン

光 ヒカリ

自己紹介


こんにちは、光(ひかり)といいます。
武蔵野美術大学の3年生でWASABIのインターン生をしています。
基礎デザイン学科という少し変わった学科でデザインについて勉強しています。


Hikari Onuki

これが私です。
ブラジルに旅行にいった時に、写真をやっている彼氏に撮ってもらった写真ですね。


武蔵美生でブラジルのハーフだし、4月からドイツに留学に行くということでこのアートと旅のコーナーを任せてもらえることになりました。
アートに詳しい訳でもないし、コラムも実は初めてで、これから色々と勉強しつつ試行錯誤しながら書いていきたいと思います。


ブラジル × 日本

少し、私の話をさせてください。


私はブラジル人と日本人のハーフです。 父親は生粋の日本人で、母親は生粋のブラジル人で、父親がブラジルに旅行した時に出会って結婚したというパターンのハーフです。


そんなこんなで9歳までブラジルのサンパウロで育ち、そのあと日本に引っ越してきました。
小4で日本にきてから、漫画を読んで日本語を覚えました。ハーフだからという理由でたまにちょっといじめられたりしたけれど、順調に中学校、高校を経て、いまは武蔵美に通っています。


情熱の国、ブラジルとは。

ブラジルというと、情熱が強くて、サッカーが強くて、治安がわるいといったイメージが大きいかと思います。


その通りです。(笑)


そんなのはレッテルに過ぎない!といいたいところですが、びっくりするくらいブラジルという国は情熱とサッカーに燃えているし、治安もびっくりするくらい悪いです。貧富の差も激しくて、高級住宅街のすぐ横に、テントでできた貧民街ファベーラが広がっていることもよくあることです。




でもブラジルは魅力いっぱいの国です。
ブラジルに行った日本人をたくさん見てきましたが、ブラジルを好きにならずに帰って来た人は一人も見たことがありません。
ブラジルに降り立つと、そこには全く別の空気が流れています。匂いまで香り高くて、どこにでもバナナの木がなっています。
ブラジル人はたいてい人懐っこくて、優しいです。
年寄りはたまに頑固だけど、それは世界共通ですね。


そして、全く知られていないけれど、ブラジルは実はアートがとても盛んなんです。


ブラジルの有名なアーティスト


Emiliano di Cavalcanti (1897 - 1976)

ブラジルの代表的な画家。ヨーロッパの影響から逃れ、ブラジルだけの表現を求めた画家です。
この作品のタイトルは "O Homem a e máquina"。
「人間と機械」という意味です。作品には「文字を書く機械は、幻想の瞬間でもある。」と説明されています。


Emiliano di Cavalcanti

出典元:https://www.invaluable.com/artist/cavalcanti-emiliano-di-gxng8qlqk0 |invaluable





Sebastiao Salgado (1944 - )

ブラジルを代表する世界的なドキュメンタリー写真家。彼の写真は情緒的なだけでなく、強いメッセージを讃えながら、見る人の心を揺さぶります。
この写真はクエートで起きた油田火災の時のものです。

Sebastiao Salgado

出典元:http://galeriamariocohen.com.br/?page_id=22657|Mario Cohen Gallery





Vik Muniz (1961- )

アメリカをベースに活躍している現代アーティスト。ジャムからゴミまで、様々な素材を使った作品を展開しています。

この作品はゴミで作られています。


Vik Muniz

出典元:https://www.artsy.net/artwork/vik-muniz-marat-sebastiao-from-pictures-of-garbage|Artsy





Hernesto Neto (1964 - )

ブラジルの現代美術家。様々な素材を使ったインスタレーション作品を展開し、世界の注目を集めています。
この作品は、ストッキングの生地の中に香辛料をつめたものです。空間を埋める柔らかさは、写真を見ているだけでも心を落ち着かせてくれます。


Hernesto Neto

出典元:http://www.tanyabonakdargallery.com/artists/ernesto-neto/series|Tanya bonakdar gallery





Os gemeos (1974 - )

ブラジルきってのグラフィティアーティスト。”Os gemeos” というのは「双子」を意味していて、双子で活動しています。
この作品は、リオ・デ・ジャネイロの Museu Casa do Pontal というミュージアムの壁に描かれたものです。


Os gemeos

出典元:http://bitsmag.com.br/cultura/rio-de-janeiro-recebe-instalacao-permanente-da-dupla-os-gemeos.html|bitsmag





いかがでしたか?
このように、実はブラジルにも素晴らしいアーティストがたくさんいるんです。
これから少しずつブラジルのアートについて紹介しながら、ブラジルの魅力を伝えていきたいと思います。

次回は、Os gemeos を中心のブラジルのグラフィティのアートについて紹介するので、お楽しみに!


 

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