2017.1.29

イベントレポート

「画と機 山本耀司・朝倉優佳」@東京オペラシティ。パリコレのようなクールな展示会

アートテラーとに〜

ペン

アートテラー とに〜

タイトルから印象的な「画と機」

東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の・・・


画と機

“画と機 山本耀司・朝倉優佳” に行ってきました。


こちらは、Yohji Yamamoto (ヨウジヤマモト) のデザイナー・山本耀司さんと、 女子美術大学大学院に在籍する新進アーティスト朝倉優佳さんによる異色のコラボ展です。


いきなりタイトルから印象的ですが、 “画と機” の 「画」 は絵画、「機」 は、はずみや機会、機織 (服) を意味しているとのこと。


英語では「Painting and Weaving Opportunity」=「絵画と機会を織る」。はい、やはりよくわかりません。


また、繋げて読めば、「ガキ」 にもなるとのこと。 わかるようで、よくわからない。


でも、何かちょっと哲学的でオシャレな感じのする展覧会タイトルです。


ちなみに、展覧会のサブタイトルは、


画と機

“いつも手遅れ” だそうです。 ますます、わかるようで、よくわかりません (←いい意味で)。


さて、会場は大きく分けて3つのスペースに分かれています。 まず最初に現れるのは、山本さんの絵画や彫刻が展示された空間。


画と機

作品そのものに関しては、脇に置いておきまして。


会場の雰囲気は、抜群でした!


画と機

ライティングが、実にドラマチック。 パリコレの会場かと錯覚してしまったほどです (パリコレ、行ったことないけど)


ここ近年見た展覧会の中でも、1、2を争うカッコよい展示空間でした。


そんな空間を抜けて、メインスペースへ。


画と機

壁一面に、山本さんと朝倉さんの絵画が並べられています。


画と機

特に朝倉さんの絵画の色彩感が、圧倒的。というか、圧迫的。 色の洪水というか、もはや色の濁流です。


しばらく眺めていると、アップアップしてしまうくらいのパワーがありました。


また、会場内で様々なポージングをする針金と流木製のマネキン。


画と機

画と機

彼らは、2017年春夏を含むYohji Yamamotoコレクションを、なんなく着こなしていました。こんなにもファッショナブルなマネキンが、他にあったでしょうか。


メインスペースから出口にかけての通路スペースも、Yohji Yamamotoワールド全開。 左手には、山本さんが直接窓ガラスに手掛けたというペイントが。


画と機

右手の壁には、虫ピンで止められた洋服が飾ってありました。


またライティングの妙が光ります。絶妙にずれていますね。


画と機

普段は単なる通路(?)なのに、


画と機

Yohji Yamamotoワールドのせいで、すっかりランウェイのような印象に。


思わず背筋をピンとして、モデル歩きをしてしまいました。


山本さん自身をアイコンにした非常口のマークがあったり、


画と機

物心つく前に戦死してしまった山本さんの父を描いた絵が、会期中何度か場所を移動するらしいなど、


画と機

遊び心が随所にちりばめられた展覧会でした。


僕が訪れたときがたまたまだったのかもしれませんが、会場にいたお客さん全員がファッショナブルで、普通の服装で訪れてしまった自分はやや居心地が悪かったです (汗)


攻めのファッションで行かれることをオススメします。

場所
東京オペラシティーアートギャラリー「3Fギャラリー1,2」
アクセス
初台駅最寄り
会期
2017年3月12日(日)まで
休館日
毎月曜日
開館時間
11:00〜19:00(金・土は11:00-20:00)
観覧料
一般1,200円、高校生・大学生800円、中学生以下無料
詳しくはこちらから
http://www.operacity.jp/ag/exh193/j/information.php
山本耀司(やまもと ようじ)
日本のファッションデザイナー。
慶応義塾大学法学部、文化服装学院卒業。1981年パリコレクションで世界のファッション界に衝撃を与え、以後も革新的スタイルを想像しつづけ、2004年には日本国紫綬褒章を受賞。著書に「Talking to Myself」「My Dear Bomb」。
朝倉優佳(あさくら ゆうか)
日本の画家。
女子美術大学大学院絵画領域在籍。同大学大学院在学中の2012-13年にドイツ・ニュルンベルクに滞在、制作を行う。大型な絵画制作や、ライブ・ペインティングなど絵画活動を積極的に展開している。

 

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