2018.04.26

アートと旅

灼熱のバンコク、アートも熱い。
神出鬼没のストリートグラフィティの魅力

WASABI責任者 平山 美聡

ペン

WASABI責任者 平山 美聡

暑くて混沌の町、バンコク

サワディーカ!! WASABI責任者の平山です。


現在バンコクに滞在中なのですが、雨季直前に来てしまったこともありとにかく暑い。うろうろ町を歩いていると、汗も出ないほどのうだる暑さです。


それでも町歩きしたくなる理由はずばり、神出鬼没に現れるバンコクのグラフィティが面白いから。 ここでは、リアルタイムでバンコクより、アート事情をお届けいたします。


サンフランシスコ

タイのバンコクは日本からも行きやすい観光地。旅行で行かれたことがある方も多いのではないでしょうか。


マッサージやタイ料理や寺院巡り、バックパッカーの聖地と呼ばれるカオサンロード、少し郊外にでればアユタヤー遺跡やビーチリゾートが楽しめる町。物価は日本の3分の1ほどというのも大きな魅力です。


ぼったくりや軽犯罪は日本より多く気の抜けないところもありますが、それも含めて刺激的で大好きな町です。


サンフランシスコ

さて、この日いったのはプラカノン駅周辺の「W district」。この地区は、美術館をはじめ、アーティストのためのレジデンスやコワーキングスペース、アートホテル、屋台村などが密集しています。


2014年あたりから駅の再開発に伴い、カルチャースポットとしての魅力を発信しはじめたようです。ただし昔ながらのローカルさも残されており、その混沌ぶりもタイらしい味の一つ。


暑いのでビールを飲みながらうろうろしていると、早速グラフィティが目に入ってきました。


サンフランシスコ

脇には「ART RESIDENCE」と書いてある建物。アーティストのためのレジデンスでしょうか。


そして塀には存在感のあるグラフィティが。このアーティストのものと思われるグラフィティをバンコクでいくつか目にしました。夜道でみるとギョッとしそうです。こういう圧力のあるグラフィティは日本の街中ではあまり見かけないですね。


少し奥に入ってみると、屋台に囲まれた広場が出てきました。


ここは「W Market」という屋台村のようです。印象的なオブジェがありました。


3つ目の猫のオブジェです。一歩足を踏み出し、土台には#WE WILL KEEP WALKINGの文字が。強烈なメッセージを感じます。ベンヂラというアーティストの作品です。


サンフランシスコ

サンフランシスコ

しかし左下をよく見ると…食器が下げられていますね。アートが生活に馴染んでいるあかしです(?)


この屋台村の近くには日本食レストランも目立ちます。 バンコク駐在の日本人にもじわじわ人気が出てきているエリアのよう。 ぐるりと見渡すと、そこらかしこにアートを発見できます。


サンフランシスコ

サンフランシスコ

サンフランシスコ

オレンジ色が目を引く抽象的なグラフィティには「LITTLE TOKYO」の看板が。ここは「Goja Gallery Café」というギャラリー兼カフェバー。DJイベントも行われるスペースのようです。


サンフランシスコ

この時は3名のアーティストによるグループ展が行われていました。


天井が高く、白を基調とした清潔な空間。でも、アートがあってDJブースがあって、入り口には何故かワニワニパニックがあって…好きなものを雑多に集めたようなおもちゃ箱のような魅力もあります。もちろん、気に入ったアートは購入することができます。


サンフランシスコ

日本人含めた5名で共同運営を行っているというこのギャラリー。オーナーがバンコクのアートマップを見せてくれました。


狭いバンコクながら、ギャラリーが点在しています。聞けば、「ギャラリーナイト」なるイベントも企画されているとか。期間中はトゥクトゥク(タイ名物の三輪自動車)がギャラリーからギャラリーへ無料ホッピングしてくれるそうです。


なにそれ、すっごく楽そう…。


サンフランシスコ

とても居心地がよかったので、別日の夜にも再訪してしまいました。AM2:00頃までオープンしています。夜の街歩きにはくれぐれも気をつけてくださいね。


デコラティブ大好き?!タイの人々

タイで建築の仕事をされている方とも話したのですが、タイの方はとにかく「装飾が大事」「写真撮影が好き」とのこと。


だからこそ、ストリートアートの前で写真を撮るカルチャーもあるし、建築を手がける時も予算から削りがちな装飾費用をしっかりととるそうです。


余白や間を大事にするシンプルなアートはあまり見かけませんが、とにかく塗り重ねる足し算…いや、もはや掛け算のアートは圧巻。常夏のタイによく似合っています。


サンフランシスコ

なんと、アーティスト同士が壁を譲り合ったり、描くのによい壁を教えあうこともあるとか。「あの壁、穴場だぞ。描くか?」みたいな感じでしょうか。誰が管理者かわからない壁もあるようで、その辺はタイならではの緩さかもしれません。


塗り変わってしまって移り変わりも早いストリートのグラフィティとの出会いは一期一会。今日あるグラフィティが明日あるとは限りません。 是非、町歩きをしてお気に入りのグラフィティを探してみてくださいね。


さて、バンコクのアート探訪はもう少し続きます。


次はストリートのグラフィティではなく、バンコクの美術館やカルチャーセンターのアートについてお届けします!!



 

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